| 2,「MPTメディカルパーソナルトレーナー」の役割 |
いま、臨床の現場で、薬以外に必要とされている運動は、従来以上に重要視されています。しかし、これは必ずしも単純な運動(トレーニング)効果を求めているのではありません。医師は、運動習慣による全般的な(食事、喫煙、飲酒、休養を含む)生活習慣の改善を期待しています。したがって過剰なトレーニングは不要です。むしろ個人の生活習慣病の程度を理解し、かつ効果的・継続できる運動を医学的見地から説明・実施できるトレーナーを望んでいます。そして最も重要なことは、医師が納得・信頼できる運動を提供できることです。なぜなら、その患者様に運動を勧める(処方)のは医師であり、その運動効果の結果は、薬と同様、いい場合も悪い場合も最終的には医師の責任に帰ってくるからです。
したがって、いま医療の現場で必要なのは、一人一人の患者様(クライアント)に、主治医がいるように、運動療法についても個人的に責任を持って運動を施行でき、医師と患者(クライアント)の両方の信頼を得ることができるトレーナーです。
そこで、今回関西医科大学健康科学センターでは、この医療データを医師・患者(クライアント)と共有し、かつ個人で責任を持って運動療法を施行できるトレーナーの育成、および認定事業を開始することになりました。
この制度は、とりあえず関西医科大学健康科学センターの単独認定から始まりますが、最終的にはNPOや公的団体、機関の正式認定を目ざし、医療現場で通用するメディカルパーソナルトレーナー制度の確立を目指します。 |
3,資格取得のメリット |
「メディカルパーソナルトレーナー_」(商標登録済)として登録、活動することが可能となります。
別紙規定の講義を受講し、その後試験を受けていただき、一定の水準を満たした場合、認定資格証明書を発行します。同時に医療としての運動療法、メディカルフィットネスを行う医療機関、健診センター、健康増進施設、企業健康保険組合、健康管理センター、マスコミ等に、当資格の妥当性、有用性を通知し、健康増進事業に積極的に従事できるよう進めます。
また、各医療機関において、医師の勧めるトレーナー、運動療法指導士として、患者、クライアントに直接紹介できるシステムを構築します。したがって、医療機関より直接クライアントとの紹介を受けることが可能になります。 |
| 4,受講資格 |
健康運動指導士
健康増進施設での経験年数2年以上
施設長、関連医療機関の推薦 |
5,資格取得(受験)条件 |
1 BMI < 25、かつ 非喫煙者
2 健康運動指導士、またはそれに準じる資格を有する
3 パーソナル指導(トレーナー)の経験を有する
4 下記メディカルフィットネスパーソナルトレーナー講義を全単位取得したもの
5 BMI<25,非喫煙者 |
| 6,資格維持(更新)の条件 |
1 MPTメディカルパーソナルトレーナー定例ミーティングに年1回以上参加していること
(定例ミーティングは毎月第1金曜日、関西医大にて開催)
2 KMF紹介患者については、全例報告書を提出する |
| MPTメディカルパーソナルトレーナー資格取得講義日程ノ(1単位 F90分) |
1 メディカルフットネス総論 |
9 整形 |
| 2 栄養/食行動/食事指導 |
10 症例 |
| 3 肥満・高脂血症 |
11 糖尿病 |
| 4 高血圧 |
12 関節系評価 |
| 5 運動負荷・呼気ガス分析 |
13 ストレッチ1 |
| 6 狭心症・心筋梗塞/動脈硬化 |
14 ストレッチ2 |
| 7 運動療法 |
15 CPX実習 |
| 8 認知行動療法 |
16 症例、総括 |
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講師紹介(第1期講習会担当)
木村 穣:関西医科大学心臓血管病センター/健康科学センター
小崎 篤志:関西医科大学第2内科、腎・内分泌・代謝内科
大久保 衛:琵琶湖成蹊スポーツ大学整形外科、スポーツ医学、ダイナミックスポーツ
田嶋 佐和子:関西医科大学病院栄養課、管理栄養士
馬場 天信:京都文教大学人間学部臨床心理学科、臨床心理士 |