関西医科大学第二内科 関西医科大学
・私たちの心臓はどんな役割、仕組みを持っているの? ・心筋梗塞とは・・・
・狭心症とは・・・ ・心臓によくない因子とは
・日常生活について ・心不全について
   
◆私たちの心臓はどんな役割、仕組みを持っているの?
 心臓は全身に血液を送るポンプの役割を果たし、絶え間なく動いています。
 心臓を養うのは、冠状動脈と呼ばれる血管です。左側2本、右側1本の冠状動脈がさらに枝分かれして、心臓が動くために必要なエネルギー、酸素と栄養を送り続けています。
◆心筋梗塞とは・・・
冠状動脈の壁にコレステロールなどが付着すると血管は硬く狭くなり、ついには血液の流れが途絶えて心臓への酸素、栄養も送られなくなります。
 そして、心臓の一部の筋肉は硬く、動かなくなります。これが心筋梗塞です。
 主な症状は胸痛で、大体30分からときには数時間にも及びます。また、胸だけでなく左側の肩や腕、背中から始まることもあります。
◆狭心症とは・・・
狭心症は、心筋梗塞と違い症状は30分以内にとれ、心臓の筋肉が硬くなったりすることがないのが普通です。
 狭心症の場合血管が狭くなり、労作時に十分な血液が心臓に送られないため、発作が起こります。ときには安静時にも血管が痙攣して狭心症発作を起こしたりします。特に狭心症発作が初めて起こったり、発作の回数が増えたり、程度が強くなったり、薬の効き目が悪くなったりしたときは、不安定狭心症とよばれ、今後、心筋梗塞になりやすく入院して厳重な監視が必要となります。
◆心臓によくない因子とは
心筋梗塞、狭心症を起こしやすくするものを危険因子といいます。
原因のいろいろなものが重なりあって病気を起こします。
心臓によくない因子とは・・・
1, 高脂血症−血液中のコレステロールが増えすぎた状態のことをいいます。コレステロールが血液に付着して動脈硬化を引き起こします。
2, 高血圧−高血圧が長く続くと動脈硬化を起こしやすく、心臓の負担も大きくなります。
3, 喫煙−煙草のなかに含まれるニコチンが血管を収縮させて血液の流れを悪くします。また、ニコチンは体によくないコレステロールを分解し、血圧を上げて動脈硬化を引き起こします。
4, 肥満−血液中のコレステロール、脂肪が多く動脈硬化を引き起こします。また、肥満の方はやせている方に比べ、心臓への負担も大きくなります。標準体重に近づけるよう体重をコントロールしましょう。
5, 糖尿病−高血圧と同様に動脈硬化をおこしやすく、心臓以外にもいろいろな病気のもとになりやすいものです。
6, アルコール−アルコールについては主治医とよく相談なさって下さい。
7, ストレス−ストレスがたまると血圧が上がり心臓の負担になりますので、自分のストレスと上手に付き合っていきましょう。
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