メディカルチェック
木村 穣1)、岩坂 壽二2)、杉浦 哲朗2)、永浜 要2)、岩崎 順治1)
大阪簡易保険総合健診センター1)
関西医科大学心臓血管病センター 内科2)
高血圧にかぎらず、医療として運動を用いる場合、事前のメディカルチェックは、運動の効果を的確に、かつ安全に引き出すために重要でありまた必要である。
本シンポジウムでは、まず、高血圧の運動療法におけるメディカルチェックの意味を明確にするために、従来の高血圧治療である薬物療法、食事療法などを行う場合のメディカルチェックと、運動療法を行う場合のメディカルチェックの相違点等につき検討する予定である。とくに、運動を治療手段とするために、運動負荷試験の評価法、運動生理学的アプローチ、整形的な運動の把握などが必要であり、また、同時に運動による副作用、マイナス面についても、事前の検討が必要と思われる。
ついで、実際に運動を指導する現場において、運動指導士等のスタッフにとって理解、確認が必要なメディカルチェックの内容、意味を検討する予定である。この場合、データの読み方、チェック方法、医師との情報の連携、運動療法経過中におけるチェック項目など、実際の医療現場と同様、きめ細かな対応が重要である。
最後に、高血圧運動療法において、運動処方を作成する上で有用なメディカルチェック、運動療法を安全に行う上で有用なメディカルチェック、運動療法効果を評価する上で有用なメディカルチェックにつき、メンタルチェック、日常生活レベル、行動パターン、運動負荷試験中の血圧、自覚症状、心機能での評価、動脈硬化評価などにつき当センターでの検討を中心に述べる予定である。