Contents

日本臨床運動療法学会設立趣旨

文明の進歩により平均寿命が延長し、長寿社会を迎えています。
しかし一方では、日常生活の省略化の影響を受けて、人の生命維持の基本ともいうべき運動の機会が減少し、成人病の有病率はかえって増加の傾向が認められます。
健康維持・増進における運動の効果が医学的に認識され、特に、運動不足は成人病としての高血圧、動脈硬化、虚血性心疾患、糖尿病、高脂血症などの内科的疾患の発生を促進する重要な要因となっていることが明らかにされています。

 

近年、運動医学またはスポーツ医学は次第に活発になりつつあり、関連学会も開催されていますが、その主流は整形外科であり、内科領域、特に臨床医学における研究者はそれ程多いとはいえない状況です。
最近、運動療法が成人病などに積極的に応用され始めていますが、その効果を的確に評価するためには、運動生理学及び臨床医学の総合的な研究を基礎にする必要があります。
しかしながら、現在の運動療法における運動処方・プログラムの内容、効果の判定は未だ確立されたものがなく、個々の医療機関の判断に委ねられていると思われます。

 

そこで、運動を日常臨床に活用しておられる先生、スタッフの方々とともに、運動の効果の医学的解明、安全かつ効果的な運動処方・プログラムの作成、運動療法効果の臨床的判定など内科的領域に関する研究成果、臨床経験などを気軽に発表し、率直な討論・意見交換ができる会を持ちたいと考え、当研究会を発足させた次第です。
なにとぞこの趣旨にご賛同の上、是非ともこの会の設立にお力添えをお願いする次第です。

 

お忙しいところ誠にお手数ですが、今回の趣旨にご理解いただきご協力のほどよろしくお願い申し上げます。